【尾鈴山】登山往復70分”日本の滝百選”に選ばれている落差73Mの『矢研の滝』を目指す

今回は、宮崎県児湯郡都農町と木城町にまたがる「尾鈴山」へ行って参りました!

「尾鈴山」は、都農町と木城町にまたがる、標高約1,450mの山です。

尾鈴山には、日本の滝百選にもなっている落差73メートルの『矢研の滝』、落差75メートルの『白滝』など大小30を越える滝があり、1944年(昭和19年)に「尾鈴山瀑布群」として日本国の名勝に指定されました。

尾鈴山の楽しみ方は、本格的な山登りの「尾鈴山の山頂を目指すコース」や尾鈴山瀑布群を巡る「白滝コース」、”日本の滝百選”に選ばれている「矢研の滝」を目指す初心者向けの「矢研の滝コース」などがあります。

キャンプも可能です♪

そんな「尾鈴山」の魅力をこの記事で紹介していきます♪

この記事で分かること

「尾鈴山」について
「尾鈴山」の利用時間・場所
「尾鈴山」の由来
「尾鈴山」の楽しみ方
「キャンプ場」について
「矢研の滝コース」の詳細

こんな人にオススメ!

☆山登りを楽しみたい方
初心者向けのコースから、難関コースまであり、どなたでも楽しむことができます!

☆滝を見たい方
尾鈴山は「尾鈴山瀑布群」に指定されており、日本の滝百選にもなっている落差73メートルの『矢研の滝』、落差75メートルの『白滝』など大小30を越える滝がたくさんあります。

尾鈴山について

「尾鈴山」は、都農町と木城町にまたがる、標高約1,450mの山です。

1500万年前の火山の大噴火により、尾鈴カルデラと呼ばれるカルデラが形成されました。
数百万年に及んだ火山活動と、九州山地の隆起にともない、岩体が地表に露出したものが尾鈴山です。

尾鈴山には、日本の滝百選にもなっている落差73メートルの『矢研の滝』落差75メートルの『白滝』など大小30を越える滝があり、1944年(昭和19年)に「尾鈴山瀑布群」として日本国の名勝に指定されました。

瀑布(ばくふ)・・・滝

尾鈴山の利用時間・場所

INFORMATION

名称尾鈴山
住所〒889-1201
宮崎県児湯郡都農町川北
利用料無料
駐車場無料

※2021年6月時点の情報ですので、来られる際は、あらかじめ公式ホームページ等でご確認ください。

MAP

尾鈴山の由来

昔は、この辺りの地名「新納院」から『新納山(にいろさん)』と呼ばれていました。

尾鈴山と呼ばれるようになったのは、『山の神様が白馬に乗って麓の神社を参詣した際に鈴の音が聞こえたことから、白馬は「お鈴様」と呼ばれるようになり、尾鈴山の由来になった』との言い伝えがあります。

他にも、『山の尾根にスズタケが茂っているから』ではないかとの説もあります。

尾鈴山の楽しみ方

尾鈴山の楽しみ方は、主に3つあります。
ルートマップはこちら都農町観光協会ホームページより参照)

尾鈴山登山コース(約7時間半)

尾鈴山山頂を目指す、約7時間半のコースです。
距離は、約12km。

「駐車場」→(60分)「登山口」→(25分)「登山道三合目」→(35分)「登山道六合目」→(60分)「登山道九合目」→(20分)「尾鈴山山頂」→(70分)「長崎尾」→(20分)「分岐点」→(70分)「尾鈴周遊道」→(90分)「駐車場」

白滝コース(約4時間)

欅谷の尾鈴山瀑布群を巡る、往復約4時間のコースです。
最終目的地は、「白滝」です。

旧トロッコ道で、比較的歩きやすくなっています。

「駐車場」→(48分)「紅葉滝」→「しゃくなげの滝」→「すだれの滝」→「さぎりの滝」→(30分)「さらさの滝」→「やすらぎの滝」→「はがくれの滝」→(30分)「すずかけの滝」→(10分)「白滝」

矢研の滝コース(約70分)

往復約70分のコースです。
初心者や軽めの山登りをしたい方にオススメです♪
目的地の「矢研(やとぎ)の滝」は、”日本の滝百選”に選ばれている滝です。

「駐車場」→(10分)「キャンプ場」→「鈴見滝」→「二見滝」→(20分)「若葉滝」→(5分)「矢研滝」

矢研の滝コースを歩く

今回は、「矢研(やとぎ)の滝コース」を歩いてみました。

駐車場からキャンプ場まで

第一駐車場から出発します。

歩くとすぐに川が見えてきました。
橋がかかっています。

歩きはじめから、キレイな川を眺めることができます。
出だしから癒されますね~♪

トンネルがありました。

距離は、短いです。
光が入り真っ暗にはならないので、全然怖い感じではなかったですよ。

トンネルを抜けたところに、変な穴が・・・。
何だろうこれ?

また川と橋がありました。

川へ降りることができます。

川が透き通っていて、かなりキレイですね~。

矢研の滝から戻った後に、この川辺でお昼ご飯を食べました。
おにぎり、卵焼きなど手作りのものです♪

“てげ、美味しい!!”
自然の中で食べると、余計に美味しく感じますよね♪

キャンプ場

先ほどの川の側には、キャンプ場があります。

神社がありました。
「尾鈴大山神」と書いてあります。
「森の巨人たち百選」に選ばれている、樹高27mのモミの木を祀っているそうです。

キャンプが出来る広場がありました。

ここまで車でも来られるみたいです。
キャンプをする場合は、荷物が多いので助かりますね♪

持ち込みテント、キャンピングカー1台の料金は、1泊840円と安いです!

7月~9月まで、バーベキューの道具も借りられます♪
セットで2,000円!
詳しくは、都農観光協会のホームページよりご確認ください。

尾鈴キャンプ場バーベキューセットレンタルについて(都農観光協会公式ホームページより参照)

バンガローも完備されています。
料金は、
●A〜D棟(6帖板間) 1泊:3,600円
●E棟(8帖板間) 1泊:4,630円
です。

バンガロー内は、こちらに詳しく載っています。
都農観光協会公式ブログ

こちらの建物は、「尾鈴憩いの森林館」
トイレやシャワーが完備されています。
休憩室もあり、宿泊も可能です。

共同炊事場
広いですね。

シャワーもバッチリ!

尾鈴キャンプ場 利用料

施設名尾鈴キャンプ場
お問い合わせ0983-25-5712
都農町観光協会
※平日17:00まで
住所〒889-1201
宮崎県児湯郡都農町川北
利用料■オートフリーサイト
(持ち込みテント、キャンピングカー1台)
●840円/1泊 

■バンガロー
●A〜D棟(6帖板間) 1泊:3,600円
●E棟(8帖板間) 1泊:4,630円
※設備:簡易流し台、コンセント、照明器具

■山小屋 休憩所
25帖程度の板間 無料

■尾鈴憩いの森林館
休憩室・シャワー室・炊事場
・多目的トイレ完備

●休憩室(宿泊も可能です)
大人(中学生以上) 1泊:1,030円
子供(小学生) 1泊:510円
貸切 1泊:10,290円

●シャワー室
1回3分 1回:100円
※シーズンのみ利用可(7.8.9月)

■釣り(※游魚証が必要)
ヤマメ:3/1~9/末日
他:3/1~2/末日
※15cm以下のものは放流

游魚証:年間2,500円/1日500円
駐車場無料
注意事項施設内:禁煙、ペット同伴不可
ホームページ尾鈴キャンプ場

※2021年6月時点の情報ですので、来られる際は、あらかじめ公式ホームページ等でご確認ください。

矢研の滝までの道中

さて、いよいよ本格的に山を登っていきます!
キャンプ場の「尾鈴憩いの森林館」の近くから出発します。

周りに柵は無いので、落ちたら下まで転げ落ちてしまいそうです。

所々、倒れている木もありました。

石や枝で作られた階段。
踏み外すと転げ落ちそうな枝や石の階段で、手を取ってくれる息子!
優し~い!!(泣)

途中、滝がありました。

この辺りまでで、約20分ほど経っています。

矢研の滝まで、あと5分!

尾鈴山に伝わる神話-天の磐船

天の磐船(あまのいわふね)

矢研の滝の上流200mの所に大きな岩石があります。
霊峰高千穂峰に降臨されたニニギノミコトの皇兄ニギハヤヒノミコトが、高天原から天の磐船で尾鈴山においでになった時、乗り捨てられたものだと伝えられています。

尾鈴山には、神話が伝わっているようですね。
「ニニギノミコト」は、天照大御神の孫でコノハナサクヤヒメの夫です。

落石のため、天の磐船への道が通行止めになっていました。

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若葉の滝

「若葉の滝」へ到着しました。
矢研の滝は、この先です。

若葉の滝は、滝のギリギリまで近づくことが出来ます。

小さい滝ですが、近くで見ると迫力がありますね!
若葉の滝の前のゴロゴロした石を渡って矢研の滝へ行くので、滑らないようにお気をつけください。

矢研の滝

若葉の滝の脇道から矢研の滝へ向かいます。

岩がせり出していて、すごく狭い道です。
さすがに危ないので、ロープが張ってありますね。

歩いてすぐに、矢研の滝へ到着しました。

途中ロープが張ってあり、立ち入り禁止になっていました。
これ以上は近づけませんが、大きい滝なので遠目からでも十分楽しめました♪

Photo Gallery

Movie

まとめ

「尾鈴山」は、いかがでしたでしょうか?

  • 「尾鈴山」は、都農町と木城町にまたがる、標高約1,450mの山
  • 尾鈴山には、日本の滝百選にもなっている落差73メートルの『矢研の滝』、落差75メートルの『白滝』など大小30を越える滝があり、1944年(昭和19年)に「尾鈴山瀑布群」として日本国の名勝に指定された
  • 昔は、地名「新納院」から『新納山(にいろさん)』と呼ばれていた
  • 尾鈴山の名前の由来は、『山の神様が白馬に乗って麓の神社を参詣した際に鈴の音が聞こえたことから、白馬は「お鈴様」と呼ばれるようになった』から
  • 尾鈴山山頂を目指す、約7時間半のコースがある
  • 欅谷の尾鈴山瀑布群を巡り「白滝」を目指す、往復約4時間のコースがある
  • 「矢研の滝コース」は、往復約70分のコースで初心者向け
  • キャンプ場がある
  • 尾鈴山に伝わる神話がある


今回は、初心者にオススメの「矢研の滝コース」を歩いてみました!

多少疲れますが、全然歩ける距離感でした♪
川の横を登っていく感じで、途中他の滝も見ることも出来て良かったです♪
矢研の滝は、大きくてキレイな滝でした!
近づけなかったのが少し残念ですが、致しかたないですね。

道幅が狭く、柵もないので、足元には十分お気をつけください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。