今回は、宮崎県東諸県郡綾町にある「綾城(あやじょう)・綾国際クラフトの城」へ行って参りました!
綾城は、およそ680年前に建てられたお城ですが、江戸幕府により廃城となってしまいます。
調査を重ね、昭和60年にその姿が蘇りました。
現在は資料館として利用され、3Fの天守閣からは、綾の町を一望できます。
綾国際クラフトの城は、綾城敷地内にある、伝統工芸品に関する施設です。
ここでは、綾の伝統工芸品の販売・購入や、陶芸・織物・染物の体験もできます。
そんな綾城・綾国際クラフトの城の魅力をこの記事で紹介していきます♪
この記事で分かること
「綾国際クラフトの城」について
「綾国際クラフトの城」の見どころ
「綾城」について
「綾城」の見どころ
こんな人にオススメ!
伝統工芸品を自分で作ってみたい!
家族や恋人にプレゼントしたい!
☆お城好きな方
お城巡りをしている!
天守閣からの絶景を見たい!
綾城・綾国際クラフトの城の利用時間・場所
INFORMATION
施設名 | 綾城・綾国際クラフトの城 |
住所 | 〒880-1302 宮崎県東諸県郡綾町北俣1012 |
営業時間 | 4月~9月 9:00~17:30 10月~3月 9:00~17:00 |
休館日 | 木曜日 ※祝日の場合は翌日 |
入園料 | 大人350円、高校300円、小中250円 ※綾国際クラフトの城で千円以上の工芸品購入や体験で、入場料がキャッシュバックされます。 |
電話番号 | 0985-77-1223 |
駐車場 | 無料 |
ホームページ | 綾城 綾国際クラフトの城 |
MAP
綾国際クラフトの城について
綾町は、伝統工芸品が有名で、絹織物・木工品・竹細工・陶器などの工芸品が作り継がれています。
伝統工芸を国際的に広め、後の世代に継ぐために「綾国際クラフトの城」が建設されました。
綾城敷地内に、工芸館1棟・工芸体験館2棟があり、工芸品を購入・販売したり、体験することができます。
綾国際クラフトの城の見どころ
刀工・田中 國廣
施設内に入って、最初に目につくのは、ブロンズ像です。
刀工「田中 國廣」という方のようです。
この方は、“日本一の刀鍛冶”だったそうです。
少年時代から刀作りをしており、天正14年(1586年)に打った刀は、「国の重要文化財」に指定されています。
綾陽校記念館
明治21年(1888年)に、綾小学校(当時は綾陽小学校)の校舎として建築された建物です。
1957年まで使用されていました。
2018年に、「登録有形文化財」に指定されています。
昔の小学校の雰囲気です。
木造でガラスも薄いですね。
旧校舎内には、昔の人の暮らしが分かる道具が置かれていました。
現在は、歴史資料館として利用されているようです。
毎回リアルすぎて驚きます。
昔は、このような鍵でした。
今はもうほとんど見かけないですね。
四角い箱のようなものが、当時のランドセルです。
廊下の板は、隙間だらけ。
ガラスは薄く、鍵も単純なもの。
このような環境で子どもたちは勉強していましたし、当時はこれが一般的でむしろ立派な建物でした。
現在、私たちは本当に恵まれた環境にいるのだなと改めて感じさせられます。
工芸館
町内の職人達の手で、町内に自生するカヤ・ケヤキなどの銘木をふんだんに使い、一つひとつ丹念に作り上げられた施設です。
手作り工芸品が販売されています。
展示や、各工房の案内なども行われています。
昔のカメラも展示されていました。
Canon製のカメラです。
今見ても、オシャレですね♪
手作り工芸体験館
陶芸と織物を体験できる施設がありました。
次回、体験してみようと思います!
陶芸体験
施設名 | 手作り工芸体験館(陶芸体験・綾城焼) |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定員 | 30名 |
料金 | 湯呑 ・・・1,500円(所要時間:30分 ) コーヒーカップ・・・2,000円(所要時間:30分 ) 徳利・一輪挿し・・・2,800円(所要時間:40分 ) 絵付(湯のみ)・・・1,200円(所要時間:30分 ) 手形・・・1,700円(所要時間:30分 ) |
電話番号 | 0985-77-1223 |
ホームページ | 綾国際クラフトの城 綾城焼 |
※2021年3月時点の情報ですので、来られる際は、あらかじめ公式ホームページ等でご確認ください。
織物体験
施設名 | 手作り工芸体験館(織物体験・玄太染織公房) |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定員 | 2名~3名 |
料金 | ミニセンター・・・1,200円(所要時間:30分 ) シルクマフラー・・・9,000円(所要時間:1日 )※要予約 シルクストール・・・19,000円(所要時間:1日 )※要予約 |
電話番号 | 0985-77-1223 |
ホームページ | 綾国際クラフトの城 玄太染織工房 |
※ミニセンターとは、コースターのような織物です。
※2021年3月時点の情報ですので、来られる際は、あらかじめ公式ホームページ等でご確認ください。
藍染め工房・宙藍(そらあい)
藍染め工房・宙藍では、藍染め体験ができます。
施設名 | 藍染め工房・宙藍 |
受付時間 | 10:00~16:00 |
定休日 | 木曜日 ※臨時休業あり |
料金 | ハンカチ・・・1枚1,350円(税込み) 手拭い・・・1枚1,550円(税込み) バンダナ・・・1枚2,250円(税込み) |
所要時間 | 40分程度 |
予約 | お1人様から体験可。 要電話予約 ※5名様以上の場合はご相談下さい。 |
電話番号 | 0985-77-1841 |
ホームページ | 宙藍工房 |
※2021年3月時点の情報ですので、来られる際は、あらかじめ公式ホームページ等でご確認ください。
「天然灰汁発酵建て」という日本古来の技法を使った藍染を体験できます。
綾町の無形文化財にも指定されている藍なのだそうです。
綾城について
「綾城」は、今からおよそ680年前の元弘年間(1331年~1334年)に、“足利尊氏(あしかが たかうじ)”の家臣だった“細川小四郎義門(
別名を「龍尾城」と言います。
細川小四郎義門の子・義遠(よしとお)は、室町時代に日向の国の一大豪族「伊東氏」の家臣となり、“伊東四十八城”の一つとなります。
その後、江戸幕府により、綾城は廃城となりました。
昭和60年、調査に基づき綾城は再現され、現在の姿となっています。
綾城の見どころ
綾城の外観・周辺の様子
施設内の奥の方に進むと橋があります。
その先に、綾城が見えます。
お城の門をくぐります。
3階建てのお城で、3階まで登ることができます。
入り口は、スロープ式になっています。
綾城内
入り口には、スタンプがありました。
記念になりますね♪
綾城内は、歴史資料館として利用され、たくさんの資料が置いてあります。
1Fには、刀や古文書などが展示されています。
2Fには、日本一の刀鍛治といわれた田中国廣の刀が展示されています。
階段が急!!
足がはみ出てしまうほど、板幅も狭いです。
おまけにスリッパを履くので、とても滑りやすく、危険な階段でした。
お年寄りやお子さまは、十分注意して登った方が良いですね。
天守閣(物見やぐら)からの景色
3Fの天守閣(物見やぐら)へ到着。
外にも出られます。
素晴らしい景色!
綾の町を一望できます♪
森林や花、山や空も見渡せました。
登った甲斐があります。
吊り橋から見る綾城
駐車場から「錦原運動公園」へ繋がる吊り橋があります。
吊り橋を渡ってみました。
吊り橋から綾城が見えました。
ここからの眺めも良いですよ♪
Photo Gallery
Movie
まとめ
「綾城・綾国際クラフトの城」は、いかがでしたでしょうか?
- 綾国際クラフトの城では、伝統工芸品の販売・購入・体験ができる
- 刀工・田中 國廣は、”日本一の刀鍛冶”で、刀が「国の重要文化財」に指定されている
- 綾陽校記念館は、廃校になった小学校を利用して、昔の暮らしを知ることができる資料館となっている
- 綾陽校記念館は、「登録有形文化財」に指定されている
- 工芸館は、町内の職人達の手で、町内に自生するカヤ・ケヤキなどの銘木をふんだんに使い、一つひとつ丹念に作り上げられた施設
- 綾城は、調査をもとに680年前の姿を、昭和60年に再現したお城
- 綾城内は、資料館となっている
- 3Fまで登ることができるが、階段が急すぎて危ない
- 天守閣からの眺めは、絶景
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。